京都の老舗だし屋、うね乃の社長が語る、ちょっとためになるおだしのいい話
『コーラスとおだし』
コーラスとはヴォーカルをより引き立てる役割で、まさにおだしと同じ存在と言えますね。 メインヴォーカルを盛り上げると言っても色々な方法があり、時にはメインヴォーカルに欠けている部分を埋めたり、強すぎる感じを沈めてくれたりと、 より一層厚みのある満足度の高い音に仕上げていきます。お料理に置き換えると、昨今のおだしブームのおだしたちがどうもヴォーカル(素材)より大声で耳障りなのは私だけでしょうか。 今一度、おだし=コーラスを意識して調和の取れたお料理を楽しんでいきませんか。
『おだしはもはや日本だけの食文化じゃない』
うね乃も約10年前から本店でのワークショップを受けられる外国人の方々が年々増加し、それに伴い輸出量が増え続けております。 現在はアメリカが大半で、イギリス、フランス、香港、台湾等、多くの国で愛用していただいております。 もちろん日本食をすべての方が作るわけではなく、それぞれの国、家庭料理におだしを取り入れる方が増えているのがうれしい現実です。 意外に日本人の方が和食=おだしのイメージが強いようです。この機会にすべてのお料理におだしを取り入れてみてください。意外にではなく“きっちり”まとまります! まずは鯛めしでパエリアから挑戦してみましょう!